愛犬が急性胃腸炎で赤色の嘔吐と赤い便(糞)を…計5日間のまとめ
ブログでも度々登場している我が家のアイドル犬ジャムが赤色の嘔吐に赤い便(糞)をして、体調不良な様子をみせた時の出来事を参考になるようにまとめて書いてみました。
閲覧注意:本記事では汚物の写真を掲載しております。
1日目「帰宅後に軟便・嘔吐を発見」
【2015年7月16日】
仕事からお家に帰ってくるとお留守番していたジャムがいつものように玄関までむかえに来てくれた。
室内に入るとトイレシート付近には軟便かつ嘔吐物を発見した。便の色は特に問題なかったが、嘔吐物の色(薄っすらピンク)に違和感を感じた。
ジャムの様子は特に変わりなく元気ですし食欲もあるので、とりあえずそこまで気にしてませんでした。
2日目「赤い便(血便)と赤い嘔吐(吐血)…瓜実条虫症か?」
【2015年7月17日】
僕らは「駿東郡清水町へプチデート!駄菓子屋さんとラーメン屋へ」でお出かけをしていて、その帰宅後にドッグフードとトイレシートのチェックをすると特に異常はなかった。
しかし帰宅から5時間後くらいに、落ち着きがなくトイレシート付近でウロウロするジャム。すると赤色の嘔吐をしてしまった。
赤色系の嘔吐なので吐血だと思うが、血液と胃液とか唾液とかが混ざったからか?ピンクっぽい。
それから数十分後に軟便ではないが赤い粘膜系のウンチが出た。
またそれから2時間後(深夜1時頃)くらいに再度少量の便が出たが、今度は赤い下痢便…。
これは間違いなく異常な症状ですので、ネットでいろいろ調べてみることにした。
この時一番可能性として高いと思ったのが「瓜実条虫症」です。どうやらノミが深く関連している病気だそうです。
実は4日前くらいにジャムの毛の中からノミ・ダニを発見したのだ。
グルーミングを頻繁にしていたし、カキカキしていたのでこれしか頭になかったのです。
ただ便や肛門付近には白い糸みたいなものがなかったのが決定打に欠ける部分でした。
ですので動物病院が開くまで僕らはひたすらノミ・ダニ退治・予防として徹夜で掃除に励みました。
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掃除をしている間のジャムは元気はないし、食欲もなさそうでした。大好きなおやつを口の前まで持っていっても口を開くことはなかった。
3日目「獣医の診察を受け、一番濃厚なのは急性胃腸炎」
【2015年7月18日】
触診・症状をはじめ最近の様子などを獣医に聞かれそれに答えていく過程で、おそらく一番可能性として考えられるのが「急性胃腸炎」だろうとのことでした。
獣医が僕らの話を聞いた限りで急性胃腸炎になった原因として考えられるものは「ノミ・ダニ退治・予防でシャンプー際に口にしてしまったかも」とか「新品の犬用ビーフジャーキーの袋を破って全て盗み食いしてしまったこと」とか「お留守番中に何らかのものを誤飲・誤食をしてしまった」可能性があるとのこと。
その他にも考えられるとしたら「膵炎」とのことですが、嘔吐の数も少ないし、お腹を触っても痛がらないし、熱がないし、そこまで元気がないわけではないので可能性としては低いと言われました。
血液検査・レントゲン・超音波・便検査を全てしない限り、病気の断定はできないそうなので、今回はとりあえず「急性胃腸炎」の処置をしてもらうことにしました。ついでに肛門内に異物がないか確認してくれました。
急性胃腸炎における処置の内容は皮下点滴(抗生剤含む)・制吐剤・坐薬です。
かかった診察の費用は初診料(1,500円)を含め6,480円でした。
今日1日気を付けなければいけないことは絶食・絶水をすること。
■病院から帰った後の様子
- 便1回(下痢ぎみで少し血便)
- 元気はあまりない
- いつも以上にくっついてくる
- 食用がなさそう(目の前で夕飯を食べていてもおとなしくしてた)
4日目「24時間の絶食・絶水後の食欲と様子」
【2015年7月19日】
24時間の絶食・絶水をして、いざお水をあげようとすると3ペロでお終い。どうやら喉はそこまで渇いてなかったようだ。
少量の水を与え徐々に胃を慣らしていくのが基本だそうで、ちょうど良かったのですが、飲み足りないってくらいガツガツ飲もうとしてくれた方が安心だったなー。
そして我々人間のお昼ご飯時にはお腹がすいているのか水の時の反応とは違う。匂いをかいで「私も食べたい」みたいな感じでした。
ですのでドッグフードをお湯でふやかして潰しただけの流動食(水分含む)を作りました。
見た目はよくないが最終的にお皿まで舐めまわして完食。調べてみたら大根おろしや野菜のみじん切りをトッピングするのも良いそうです。
そしてこの流動食の食事から6時間後に40ペロの水分を自ら補給をしにいったジャム。
まだ元気は本調子ではなく70%くらいだけど、これでひとまず一安心。
ただ絶食をしていたためか今日はウンチがまだ出ていない…。そこだけが気がかりだ。
5日目「体調良好!回復の兆し」
ジャムの元気は100%通常に戻り、食欲も100%に戻り、そして心配していたウンチも改善されていた。
ほぼリアルタイムレベルで撮影したウンチが以下。
若干黒い斑点のあるウンチだが血が固まったものだと思われる。ウンチのかたさは特に問題なく普段通りだ。
嘔吐は動物病院に行った時からとまっているし、もう完璧だと言えるほどの元気を見せてくれました!
食事は1日2回、念には念ということで流動食。明日は半分流動食でもう半分は半生のドッグフードを混ぜて与えます。
あとがき
よってジャムの急性胃腸炎の場合、病院への通院から3日で体調回復ということになります。いろいろ調べてみたらミニチュアダックスフンド等の小型犬は胃腸炎になりやすいらしいですね。
汚い部分もあえて見せながらこの記事を公開しましたが、少しでもワンちゃんの急性胃腸炎で悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
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